以前のブログで何回か、IRAを使っての投資についてお話ししてきましたが、それではIRAって一体なんでしょうか?
どうしたらIRAを使って投資を始めることができるでしょうか。
Traditional IRA
Traditional IRAには、 税引き前のお金を使うことができます。つまりTraditional IRAに入れた額は非課税になります。
しかし、アカウント オーナーが雇用主がスポンサーをしている401(k)などにも参加している場合、収入のレベルによっては、非課税額が減額されるか、非課税の対象にならない場合もあります。
投資額の上限は、年間$6,000、50歳以上であれば年間$7,000 (2020年の場合)となっています。
この口座内での増加分は、将来引き出されるまで課税が繰り延べされるので、投資が増えていくスピードも早くなります。
従って、リタイアした後、税率が現在より低くなると予想される場合、Traditional IRAを使うことによって将来払わなければならない税金を低く抑えることができます。
引き出しは、59 1/2歳からできますが、それ以前に引き出してしまうと課税される上、10%のペナルティも課されます。
また、72歳になるとお金が必要でなくても、口座から一定の金額を引き出す必要があります。これを、Required Minimum Distribution(RMD)と言います。
引き出すと税金も払うことになるので、RMDのために思った以上の税金を払うことにならないよう、計画的に引き出していくことが大切です。
他にも色々なルールがありますが、ここでは主なものだけ紹介しました。
Roth IRA
Roth IRAは、この制度を提案したデラウェアの上院議員のWilliam Rothにちなんで名付けられました。
Roth IRAには、税引き後のお金を使うことができます。Traditional IRAと違って、非課税とはなりません。
投資額の上限は、年間$6,000、50歳以上であれば年間$7,000 (2020年の場合)となっています。
Roth IRAの口座内で発生した利子、配当金、キャピタルゲインなどは課税されることなく成長し、さらにいくつかの条件を満たせば、非課税で引き出す事ができます。
従って、リタイアした後税率が現在より高くなると予想される場合、Roth IRAを使うことによって将来払わなければならない税金の一部を回避することができます。
- 振り込んだ額は、いつでも非課税、そしてペナルティ無しで引き出すことができる。
- 増加分については、 59 1/2歳以上で、口座開設から5年が経過していれば、非課税、ペナルティなしで引き出すことができる。
- 雇用主スポンサーの401(k)や403(b)に参加していても、 Roth IRAを使うことができる。
- Traditional IRAと違って、RMD (Required Minimum Distribution)は必要ない。
他にも様々なルールがありますが、一部の主なものだけ紹介しました。
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